最終更新日 2024年5月18日 by amcgsr
全保連株式会社とは
全保連株式会社はいわゆる家賃保証会社です。
賃貸物件を借りようとして不動産会社に行き、賃貸料の確認や物件の下見なども済ませて契約の段階になると、保証人は不要だけれども家賃保証会社と契約をするように言われることがあります。
かつてはこのような家賃保証会社というのはあまり一般的ではありませんでした。
賃貸物件の契約の際には、保証人が求めれることが当たり前だったのです。
親兄弟や親戚の叔父さんなどに保証人になってもらった経験のある人も多いでしょう。
しかし最近では、保証人を求める物件ももちろん多いですが、保証人ではなく家賃保証会社との契約を求められるケースが増えてきています。
この理由は、もし家賃を滞納したような場合、保証人がいてもその保証人に連絡を取ったり、実際に支払ってもらうのはなかなか大変な仕事だという現実があります。
保証人を立てるのに苦労した人の立場から言うと複雑な気分になるかもしれませんが、その物件のオーナーからすると煩わしいことになんら変わりはないということになるのです。
それよりは、保証人など立てなくてもよいから、家賃保証会社と契約をして、もし滞納したような場合にはその家賃保証会社があたかも保証人であるかのように代わりに家賃を納めてくれればそれで何の問題もないからと考えるオーナーが増えているのです。
保証人の場合は連絡を取るだけでも一苦労ですが、家賃保証会社の場合は会社という組織ですから逃げも隠れもしませんし、所在不明になることもないというわけです。
賃貸保証のデメリットとは
非常に分かりやすいシステムではありますが、物件を借りるほうとしてはデメリットもあります。
保証人であれば頭を下げるだけでなってもらえる人がいる場合であっても、家賃保証会社と契約をするとなると、当たり前ですがそれ相応のお金がかかります。
このようなサービスを無償で提供してくれる会社などあるはずがなく、リスクに応じた対価を支払って初めて契約成立となります。
普通は、最初とあとは毎年1回、賃貸料に上乗せして支払う仕組みが多いことでしょう。
それだけ金銭的負担が増えるわけです。
人間関係がドライになってきた結果の一つかもしれませんが、何でもお金で解決するという流れの一つかもしれません。
もちろん、このようなサービスを借主が契約しなければならないという決まりがあるわけではありません。
このサービスを利用したいと貸主が思う場合、貸主として契約することも可能ではあります。
・参考サイト
全保連 保証料
新築マンション 保証料