最終更新日 2024年5月18日 by amcgsr
目次
●中古住宅を選ぶメリットとは
中古住宅はその名の通り、既に誰かが所有したことのある家を指します。
他人が使った形跡が残るので、少なからず抵抗感を覚える人もいますが、お得に買える魅力があることから人気が高いです。
メリットの1つ目はやはり、新築物件よりも安く家が手に入ることにあるでしょう。
価格差は物件の築年数に左右されますが、同等の規模と品質の住宅であれば、数百万円の差となって節約が可能となります。
これを高いと見るか、安いと判断するかは人それぞれですが、それでも価格差以上にお得な物件が見付かる場合もあるので、案外馬鹿にすることはできないです。
日本では年数で住宅の価格が落ちる傾向ですから、1年の違いですら価格差に大きく表れたりします。
場合によっては半額、あるいは数千万円の差にもなるので、中古に抵抗感がないなら新築よりも中古が魅力的です。
勿論、中古住宅だからと手放しで喜べるわけではありませんし、念入りに比較検討を行わなければ、安物買いの何とやらになりかねないです。
住宅の品質は設計時に決まりますし、どの程度保たれているかは前の所有者の使い方に左右されるので、少なくとも一度は下見をする必要があります。
下見の際のポイントは、築年数に値する外観品質や内装の状況、そしてリフォームの有無です。
外観は特に傷みが生じやすい部分なので、価格に見合う品質があるか確かめることが肝心です。
内装も使い方で傷みに差が生じますから、家族が集まるリビングや他の部屋も含めて、傷みの度合いに大きな差がないか確かめましょう。
全体的に質が同じなら、前所有者は大切に家を使っていたと考えることができます。
逆に特定の部屋だけ傷んでいたり、内装のバラツキが大きい場合は、家の使い方に問題があったか、家自体に不具合が隠れている恐れがあります。
●中古住宅であれば、新築では分からない家の不具合が購入前に分かりメリットになる
しかし中古住宅であれば、新築では分からない家の不具合が購入前に分かりますから、そういった意味ではもう1つのメリットになり得ます。
許容できる不具合はリフォームで改善できるので、不具合を発見したからといって、必ずしもネガティブな要素になるわけではないです。
当然ながら、価格に見合わない不具合はリフォームどころではありませんが、値引き交渉の材料にはなるので、下見も決して無駄ではなくなります。
むしろ値引きの余地も含めて下見をすることで、中古住宅がもっとお得に手に入るメリットが得られます。
リフォームといえば、既にリフォーム済みで販売されている住宅も、お得な住宅購入を実現する為の狙い目となるでしょう。
物件の土台や骨組みは築年数相応ですが、外観や内装は真新しくなっているので、リフォームは家の見た目が気になる人におすすめできます。
リフォーム代は中古価格に上乗せされるものの、手間が省けたりリフォーム後の綺麗な状態で下見ができる、といった魅力があります。
リフォーム済みの物件であっても、中古は新築よりも圧倒的にお得ですから、このタイプを見逃す手はないはずです。
それに、新築の予算があればワンランク、ツーランクも上の住宅が買えるようになるので、中古も選択肢に加える意味は大きいといえます。
先に新築物件を比較してみて、予算に合う住宅に満足できるものが見付からなかった場合は、中古に切り替えて家探しをしてみることをおすすめします。
●中古住宅ならば同じ予算で同等以上の家が手に入るのは間違いなく、節約しながら家を買う選択肢も実現
中古住宅であれば、同じ予算で同等以上の家が手に入るのは間違いありませんし、節約しながら家を買う選択肢も実現します。
前者の同等以上の家を狙う時は、耐震性がワンランク以上の物件であったり、間取りや日当たりの良い物件が選べるようになります。
耐震性はコストを押し上げてしまう要因なので、新築だと価格が上昇して手が届きにくくなるのが難点です。
その点、中古なら価格差が節約に繋がりますし、手の届く範囲内に価格帯が下がってきますから、より現実的な買い物が実現するようになるでしょう。
後者は予算が限られている場合に有効で、後少し新築の購入には手が届かない一方で、住宅購入を諦めきれない時に真価を発揮します。
つまり、中古住宅はより良い家の購入を求めたり、予算が限られ足りていない人の味方となるわけです。
傷が気にならないならリフォーム代も節約できますし、子供が小さい間はそのまま活用して、成長してからリフォームで綺麗にする選択肢も選べます。
また、物件によっては前の所有者が設備を残している場合があるので、エアコンや照明などの購入費を省ける可能性があります。
直ぐに希望の住宅が見付かるとは限りませんが、探す楽しみや一期一会も味わえるので、物件購入を中古に限定するなら情報を集め足を運び見て回るのがおすすめです。
中古の状態は写真だけ見ても分かりませんから、必ず足を運んで各部をチェックすることが必要になります。
水回りは傷みやすく劣化の具合が表面に表れるので、まずはここからチェックして、隅々にまで目を向けて確認するのが理想的です。
目利きを発揮して良い家を見極めることに成功すれば、間違いなく費用対効果の良い家が手に入るので、予算の有効活用を行いたいなら中古が狙い目です。