上野学園高校の基本情報と特色

最終更新日 2025年7月8日 by amcgsr

上野学園高校は東京都台東区東上野にある私立高等学校です。
中高一貫校であり、2学科4コースから自分に合ったコースで学ぶことができます。
1904年に上野女学校として開校されましたが、様々な変化を受けて1948年には高等学校の普通科が誕生し、翌年には音楽科が設置されました。
2007年には新校舎が完成したと同時に男女共学化が実施されており、現在は性別に関係なく入学することができます。

1 上野学園高校の普通科の特徴
2 上野学園高校の音楽科の特徴
3 卒業後には希望する進路を実現できている人が多い
4 まとめ

上野学園高校の普通科の特徴

普通科と音楽科がありますが、どちらも特色のあるカリキュラムとなっていることで有名です。
上野学園高校の普通科には特別進学コースと総合進学コースがあり、目標や実力に応じた場所で学ぶことができます。
国公立大学や難関私立大学を目指すために特別進学コースが用意されており、少人数かつハイレベルな受験に成功するための授業が行われている場所です。
現役合格を目的として特別なカリキュラムが組まれており、3年生からは予備校講師による講習を受けることもできます。
総合進学コースは幅広い分野の4年制大学を目指すことができる場所であり、多様な選択科目があることが特徴的です。
朝学習や補習なども充実しているので、基礎学力をしっかりと定着させることができます。
特別進学コースにはαとβがあり、さらにその中で文系と理系に分かれて少人数で勉強することが可能です。
総合進学コースでも文系と理系が分かれており、自分に合った分野で学びを深めることができます。
1年生で特進コースαに所属した場合はそのままαコースに進むことになりますが、βからα、総合進学コースからβに昇格できるケースもあることを知っておきましょう。
入学時のコースのまま固定されると思われがちですが、頑張り次第で2年生からレベルの高いコースに入れる可能性があります。
どのコースに入った場合でも、少人数制のきめ細やかな指導が受けられますし、自習室を利用して集中できる環境で勉強できるでしょう。
生徒は勉強合宿に参加することができる、教員が定期的に会議を行って生徒の情報を共有することで充実した進路指導を実現している点が特徴的です。
他にも、キャリアデザインが実施されるので生徒が進路について考えやすい、検定試験対策が実施されているので受験に有利な資格を取得しやすいという魅力があります。

上野学園高校の音楽科の特徴

上野学園高校の音楽科には器楽・声楽コースと演奏家コースがあり、自分に合った場所で学びを深めることが可能です。
前者では基礎科目として和声や音楽理論、音楽史やソルフェージュなどを学ぶことになります。
専門実技のレッスンが週に1回60分行われ、実力を伸ばしていくことができるでしょう。
6種のアンサンブルが展開されており、弦楽や古楽、ヴィオールやリコーダー、ピアノや声楽のアンサンブルを行うことができます。
後者でも同じような基礎科目を学ぶことが可能です。
ただし、専門実技のレッスンは週に120分と器楽・声楽を選ぶ場合よりも長くなっています。
室内楽として第一線で活躍する演奏家から指導を受けることができ、生徒同士とアンサンブルを行ったり、講師と一緒に演奏を行ったりすることも可能です。
学校行事として定期的に演奏会が行われているので、日頃練習している成果を披露できる場所がきちんと用意されています。
音楽家として活躍するためには人前で発表する機会も大事だと言えますが、そういったチャンスが設けられているので、技術を伸ばすだけではなく実践的な力を伸ばしたり本番に強くなったりする効果が期待できるでしょう。
卒業月にも卒業発表会が開催され、最後まで音楽に向き合うことができるようになっています。

卒業後には希望する進路を実現できている人が多い

自分に合った学びが実現できる上野学園高校ですが、卒業後には希望する進路を実現できている人が多いことも特徴的です。
国公立大学や難関私立大学に合格している人も多いですし、それ以外でも希望に合った大学や専門学校に進学できているばかりだと言えます。
音楽科に進学した場合や有名大学の音楽が学べる学部に進学している人や、専門学校でより深く音楽について学ぶ人が多いです。
生徒が確実に進路を実現することができている理由は、目的を達成するためのカリキュラムが用意されているからだと言えるでしょう。

上野学園高校には、学習しやすい教室や自習室、設備が整っているだけではなく、生徒が安心して通える工夫も取り入れられています。
24時間体制のセキュリティがあること、規模の大きな災害にも耐えられる安全な構造の校舎になっていることも大きな魅力です。
災害時に帰宅できない生徒がいる場合でもしばらく生活できるように、まとまった量の食料や水、寝具や簡易トイレも確保されています。