最終更新日 2025年7月8日 by amcgsr
グルメ、それは味覚を満足させるものと言っても良いのですが、一方で味覚というのはそこまで敏感なものではないとも言われています。
好きな人相手だったり、リラックス出来る相手との食事であればどのようなものでも美味しく感じる一方で、とても美味しいと思われるようなものであっても微妙な雰囲気で食べると美味しいとは感じなかったりするものです。
その点ではグルメというのは食材そのものはもちろんですが、どのようなシチュエーションで楽しむのかもまた、とても大切になってくるのです。
どれだけ素晴らしい料理であっても冷えていたらあまり美味しく感じないですし、残業で会社に一人残って食べてもあまり美味しいとは感じないはずです。
ですが同じ残業ではあっても部署全員で残業しており、景気づけにという事で寿司やピザ等を出前で頼めばそれはとても美味しく感じるものなのです。
蔵王温泉で温泉を堪能した後に食べる料理であればどのようなものであっても美味しいと感じるものです。
温泉という特別感がそうさせているのでしょうね。
これはシチュエーションにもよります。
例えば疲れている時というのは何気ないミネラルウォーターでさえとても美味しいものです。
ですが疲れていない時ですとミネラルウォーターはただ単に喉の渇きを癒すだけのものでしかないと思っている人も多いはずです。
このように味覚というのは文字通り人それぞれなものです。
それは言い換えればお店側からすれば味はもちろんですが、雰囲気作りでも勝負出来ると言う点に尽きます。
お店の雰囲気が良いおかげで安心して物を食べる事が出来たりですとか、あるいは特別感・非日常感を覚えながら温泉など特別な雰囲気の中で楽しむ事が出来る事もあるのです。
その点では冒頭の話のように、味覚というのはある意味鈍感な感覚と言っても良いのかもしれません。
何を食べるかではなく、誰とどのようにして食べるのか。
それによって変わって来るのですが、裏を返せばどのようなシチュエーションで食べても美味しいものが自分にとっての好みなのでしょう。
温泉という話が先ほどでましたが、蔵王温泉は非常におすすめの場所ですので、一度訪れて料理を堪能してみてはいかがでしょうか。