最終更新日 2024年5月18日 by amcgsr
整体とマッサージの違いをしっかりと説明できるでしょうか？
頭の中で、なんとなく一緒のようなものというイメージを持っている方がほとんどになると思います。
確かに、整体師がマッサージのようなものをすることもありますので、マッサージや整体を受ける側としては、あまり差を感じにくいかもしれません。
しかし、マッサージと整体には、目指すものが同じであっても大きな違いがあります。
まずは、体調不良や体の痛みを改善するという目的に至るためのアプローチ方法が異なっています。
整体とは、基本的に骨盤のゆがみなどを矯正する施術だと考えることができます。
この骨盤や背骨の歪みなどによって、筋肉が圧迫されることで血流が悪くなり、その結果体調不良に陥るようになるわけです。
この歪みを矯正することで、筋肉を圧迫して血流を妨げている原因を取り除き、体調を回復させるのが整体ということになります。
腰の部分を上からグッと押して、バキバキと音が鳴っているようなシーンをテレビで見ることがありますが、これがまさに整体ということになります。
これに対し、マッサージは筋肉のコリを指圧などによって解消してあげることで、血流を良くして体調不良を解消するという方法になります。
ですから、マッサージでは骨盤の矯正や背骨の歪みを矯正するというアプローチを行うことはありません。
似たもののように感じますが、アプローチ方法が全く異なっているのが分かると思います。
そして、整体師とマッサージ師にも大きな違いがあります。
マッサージ師を名乗るためには、「国家資格 あん摩マッサージ指圧師」という資格が絶対に必要になり、この資格がない場合にはマッサージを行うことはできません。
それに対し、整体という分野については国家資格が必要とはされていないので、整体の仕事を通じて得た知識や経験を使って自分でも整体を行なっていくことができます。
もちろん整体師にも専門的な知識が必要とはされていますが、国家資格があるかないかという面でも、整体師とマッサージ師には大きな隔たりがあると言えるでしょう。
